家庭和食レッスン
2017年04月24日(月) 12:20 4/22は家庭和食レッスンでした。
・肉巻き筍の照り焼き
・蕗と油揚げの炊いたん
・にんじんのすり流し汁
・きな粉ブッセケーキ
『肉巻筍の照り焼き』
牛モモ肉に下味をつける際に擦りたての粉山椒を風味付けに少し散らしているので、芯にしている筍との相性も◯。
自宅の庭に山椒の木があって、毎年とっていましたが、今年はどうもウラ作みたいで、料理に使うほどは取れなかったのですが、産直コーナーでタイミングよく入手できたので、トッピングに使いました。
香りが立つように、手のひらに山椒の葉を乗せてパン!と叩いたら、生徒さんその音と行動にビックリされてました^^;;;
食べるとちょっと風味付けの粉山椒がピリッとした刺激は普段食べ慣れている胡椒とはまた違う刺激です。
おうちに粉山椒があっても、うなぎの蒲焼を食べるだけで残ってしょうがないというときは、こういう風に使うのもオススメです。
『蕗と油揚げの炊いたん』募集の際は違うメニューを告知しておりましたが、あいにくメインになる材料が入手できなくなり、“春野菜”をテーマにしていたので、同じく春野菜である蕗を使うことにしました。
生徒さんも、蕗の料理をしたことがないと仰るので、あえてよかったかもしれません。
下処理の板摺り、下茹で、筋取り、色止めなどの調理工程をレクチャーし、昆布と鰹節の出汁をベースにした合わせ出汁で油抜きした揚げと一緒に落し蓋をして焚きしめて作りました。
少し甘めの煮汁がシミシミで「優しい味ですね・・・」と、いうご感想を頂きました。
和食はたいてい汁物メニューは味噌汁にしていますが、今回は春人参を使って和風ポタージュのすり流し汁を作りました。
ポタージュといえば、炒めた野菜を煮てブレンダーやムーランにかけて攪拌や漉したりしますが、今回は和風なので、昆布出汁にとろみ付けのための米と一緒に切ったにんじんを煮てブレンダーにかけ、味は塩を加えただけのシンプルに仕上げました。
器に盛り付けた際に、刻んだ塩昆布と香りのいいエキストラバージンオリーブオイルを回しかけました。
にんじんのβカロテンは親油性なので、油を使った方が体内に吸収されやすいので、最後にオリーブオイルを合わせました。
『ず〜っと飲んでいたくなるこれも優しい味ですね』というご感想を頂きました。
『きな粉ブッセケーキ』
お餅を食べる機会の多かった時期も過ぎ、その時に買ったきな粉がいつまでも残ってる・・・ってことありませんか?
きな粉はお餅を食べる時だけにあらず・・・と、いうことで和食のテーマでしたがおやつは和でも洋でもOKになるようにブッセケーキにしました。
生地にきな粉を使い、型は使わずにスプーンですくってクッキングシートを広げた天板の上にのせて焼くだけ。
ブッセケーキの特徴である表面に干割れた感じが出るように粉糖をふりかけて焼いてます。
挟んだクリームにもきな粉を使っています。
きな粉・はちみつ・グラニュー糖・バターを混ぜ合わせるだけ。
本来ははちみつではなく水飴を使うみたいですけど、水飴よりもはちみつの方が家庭に常備してあると思ってはちみつに変えています。
あまり家にないような調味料を使うようであると、作りたくなくなりますからね。
今月の家庭和食メニューレッスンはこんな感じでした。
今月のレッスンは来週のおもてなしレッスンで最後です。
5月5日の端午の節供にむけて、お料理で節供祝いのメニューをレクチャーします。
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