伝統十大銘茶をご存じですか? 今日は西湖龍井をご紹介します!
2017年03月30日(木) 11:03
伝統十大銘茶をご存じでしょうか。 歴史的に価値があるとされる「銘茶」のこと(すごくあっさりした説明でゴメンナサイ)ですが、実は私が最初に「お茶の名前と産地」をリンクさせて覚えたのが、これらのお茶なのです。 日本でも手軽に買えるものから、本場じゃないと手に入らないもの、日本でも買えないことはないけどとんでもなく高価なもの、と様々です。
そして、年代によって多少の入替がありますので、もしかしたら今現在の「伝統十大銘茶」と私が習った「伝統十大銘茶」は違いがあるかも知れませんが、記憶を掘り起こしながら、有名なお茶の数々を皆さんにご紹介します。
初日は最も有名な中国緑茶「西湖龍井」。 龍井茶は他のエリアでも作られていますが、歴史的価値とブランド力では西湖一帯の龍井茶に適うものはありません。 二十四節気のひとつ「清明」の前に茶摘みされたものを特に「明前茶」と言って珍重しています。 日本でいう「一番茶」のようなものと思って頂ければ良いかと。
西湖龍井は清朝第六代皇帝の乾隆帝と縁の深いお茶と伝えられています。 乾隆帝はラストエンペラーのご先祖様で、国力の増強を図り、そして文化でも偉大な功績を遺した人です。
そして西湖龍井の最大の特徴といえば、「四絶」という言葉で言い表されます。これは「色・味・姿・香」の全てが絶品であるという意味で、私は「姿」に特にインパクトを受けました。
日本の煎茶と比較すると味は若干淡泊なので、インパクトを求める方にはちょっと物足りないかも? しかしながら、古くから龍井茶を作っているエリアで飲んだお茶はやっぱりこれまで飲んだどんなお茶よりも美味しかったです。 そして、龍井茶の故郷は名水だも名高い地域ですので、陸羽の言う通り、美味い茶を淹れるには「水」にも心を配るべきだわ…と考えたものです。
いよいよ来週には清明ですが、はてさて今年の明前茶のお味とお値段はいかに・・・!?
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